象徴を知ってマイ神社発見!

人の象徴から観た全国の神社の紹介するサイトです。令和の時代は、人の象徴を知って神社を巡ろう!京都を中心に年間100以上の神社をガイドする神社プロガイドが見つけた人と神社にまつわる象徴から観る全国の神社ガイドです。

厳島神社(広島県):弁天の象徴

厳島神社
所在地:広島県廿日市宮島町1-1

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ご祭神:市杵島姫命 田心姫命 湍津姫命

アクセス:JR・広電宮島口駅から宮島フェリー宮島桟橋下船、徒歩約10分


神社: 瀬戸内海の宮島への古代信仰が、やがて平清盛をはじめ多くの武将、皇族、貴族らの信仰で発展し、現在に至っている。主祭神市杵島姫命は、弁財天と習合し、厳島神社は全国の弁天信仰の始まりとなった。

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象徴:弁天の象徴

解説:弁天は良妻賢母の象徴で、その表記には、弁才天、弁財天などがある。厳島神社はマーケット(市場)の女神である市杵島姫命と財運のご利益がある弁財天が集合した弁天の象徴の神社。

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三峯神社(埼玉県):狐女の象徴

三峯神社
所在地:埼玉県秩父市三峰298-1

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ご祭神:伊弉諾尊 伊弉冉尊
アクセス:秩父鉄道三峰口駅からバス「三峯神社」下車


神社:日本武尊伊弉諾尊伊弉冉尊の国造りを偲んで創始したと伝えられる。三峯は、雲取山白岩山・妙法嶽の三山の総称。江戸時代に、秩父山中に生息する狼を神使として崇める信仰が三峯神社から広まった。

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象徴:狐女の象徴

解説:現在の狐を神の使いとする考えは、狼への信仰が古代にあったからとされる
狼への古代の信仰、山犬への信仰が、狐を神の使いとしたと考えられる。江戸時代
に広まった三峯神社の狼信仰は、こういった歴史がベースとなったと考えられる。

 

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石清水八幡宮(京都府):武士の象徴

 

石清水八幡宮
所在地:京都府八幡市八幡高坊30

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ご祭神:応神天皇 比咩大神様、神功皇后


アクセス:京阪電車八幡市駅下車 男山ケーブル 男山山上駅下車 南へ徒歩約5分


神社:都の裏鬼門を守る八幡信仰の大社。大分県宇佐八幡宮に参拝した僧行教に、八幡大神のご神託があり、860年に男山に創建された。男山は、三川(桂川・鴨川・宇治川)の合流地に位置し、活断層によって出来た山で、竹林が有名。

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象徴:武士の象徴

解説:石清水八幡宮は、源八幡太郎義家、源頼朝をはじめ多くの武将たちが必勝祈願に訪れた神社。武将たちが唱えた「南無八幡大菩薩」の八幡大菩薩は、八幡神と仏が集合したもの。武将たちの信仰から石清水八幡宮は、武士の象徴の神社と考えられる。

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豊玉姫神社(鹿児島県):龍人の象徴

豊玉姫神社
所在地:鹿児島県南九州市知覧町郡16510-壱

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アクセス:JR喜入駅から徒歩約20分

 


ご祭神:豊玉姫命 日子火々出見命 豊玉毘古命

 

神社:海神の娘である豊玉姫を偲んで建てられたのが始まり。神社近くの豊玉姫陵には、豊玉姫が眠るとされる。現在地には江戸時代の初めに遷座した。可愛い子供が生まれてくるとされる信仰がある。

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象徴:龍人の象徴

解説:豊玉姫は、海幸山幸の山幸彦の后となった姫神。海神の娘つまり、龍神の娘であることから、龍人の象徴。浦島太郎民話の龍宮城にいる乙姫のモデルとされる。その豊玉姫を祀る豊玉姫神社は、龍人の象徴の神社と考えられる。





 

猿田彦神社(三重県):天狗の象徴

猿田彦神社
所在地:三重県伊勢市宇治浦田2―1-10

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アクセス:近鉄五十鈴川駅からバス「猿田彦神社前」下車

 


ご祭神:猿田彦大神 天宇受売命


神社:伊勢の地を神宮にと勧めたオオタの子孫である宇治土公氏が、祖先神である猿田彦大神を祀ったのが始まり。「さだひこ造」と呼ばれる特殊な様式の社殿で、向かい合うように、妻の天宇受売命が祀られる。

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象徴:天狗の象徴

解説:猿田彦大神は、その独特な風貌(背が高く、目が赤く輝き、鼻が長く、手には矛  を持ち、足には高下駄をはく)から、のちに天狗と同一視された。つまり猿田彦神社は、天狗の象徴の神社と考えられる。

 

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はじめに

   このブログは、象徴学という民俗学をベースにした人の分類の学びから、全国の有名で本物のパワースポットを紹介するブログです。


 ご紹介するのは、京都を中心に神社を年間100以上のツアーでご案内する神社プロガイド浜田浩太郎です。


 プロフィール:浜田浩太郎


 象徴学講師・神社プロガイド・京都産業大学日本文化研究所元上席特別客員研究員・カルチャーセンター講師・旅行ツアー講師
 フジテレビバイキング・関西テレビよ~いドン!・報道番組ワンダー・テレビ大阪大阪ラバーズなどテレビ出演多数。

 


 象徴学では、以下の考え方で、人を分類し、神々のおられる神社を紹介しています。


 1:こういう人がいたからこういう象徴が生まれた。
 2:生まれた象徴は、やがて人々の口から口へと伝わった。
 3:口から口へと伝わるうちに、民話や神話となっていった。
 4:民話や神話の登場人物は、やがて崇敬され神々となった。
 5:人の象徴と神々(の象徴)が同じならそこに関係が生まれる。
 6:その関係こそが、相性のいい合う神社である。

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  象徴学についての簡単な説明は、

象徴 SHOUCHOU | モノガタリに秘められた人の記憶

の動画をご覧ください。


現在書籍化が進行中です。詳しくは、またブログでお知らせします。